本日の寄稿は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの投稿記事の引用―

 「先に手を出したのはロシアだからロシアが絶対に悪い」などと言っていても現に戦争が始まって、両者が攻撃し合っている。しかも、両者が「自分たちが正しい」と宣伝し合っている。今さら、遠く離れていて両国の関係の歴史も良くわからない日本人が「あっちが悪い、こっちが善だ」などと言っていても、停戦になるわけがない。どんな理由付けでも良いから、両国に武力の使用を止めさせれば良いのだ。そうすれば現地の人々の命が救われる。

 ウクライナの判断ミスは「米国やNATOが助けてくれるだろう」という他力本願で、自分より大きな武力を持つロシアに武力でまともに対抗しようとしたことだ。もし、他国やNATOを当てにせず自力のみで対抗しようと覚悟していたら、自国民の被害を最小限にする対応策を打ち出すことができただろう。戦争はウクライナの国内が戦場になっている。このまま停戦しなければ、戦場になっているウクライナの被害はどこまでも拡大するだろう。

 私たち日本人は、自国が同様の場面に遭遇した場合、どうしたら良いか?ウクライナの判断ミスを「他山の石」として、国民の被害が最小限になるような私たちにぴったりの対応策を考えておくべきだ。そのために役に立つのが花岡しげる著「自衛隊も米軍も、日本にはいらない!」だ。ぜひ一読をお奨めする。

2022年3月21日 記 小倉志郎

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