参議院選挙公示まで3か月を切った。

与党は95%の1人区選挙区で統一候補を固めたが野党は95%の1人区で統一候補が固まっていない。

公明党は自民党に選挙協力を迫る条件闘争を行い創価学会の組織票をちらつかせて勝利した。

維新や国民民主の党勢で改憲の現実性が高まる中、9条の会や護憲団体はにわかに全国で憲法改悪の危険を学ぶ集会を開催している。

この学習会だが、学者や法律家を講師にして護憲で一致している同志たちを動員する仲間内集会だ。

既に平和憲法の実態を失った日本国憲法だがそれでも彼らの運動のゴールは

1)現行憲法を一字一句変えさせない、

2)安保法制以前(2014年以前)の専守 防衛の自衛隊(合憲)に戻そう、

の域から1歩も出ていない。

我々も護憲グループの会で講師を依頼されているが我々の講演のテーマは一貫して「自衛隊を非軍事組織災害救助即応隊ジャイロに改編し日米安条約を廃棄、在日米軍を撤退させて第2のウクライナになる前に非武装中立国家を実現すること」である。

講演会の主催や対象が護憲グループの場合、我々の講演の目的は我々の目標に100%賛同してもらいタンポポの綿帽子よろしくこの運動を仲間内で終わらせず全国に広げてもらうことである。非武装中立という理想を本音では持ちながら隠れキリシタンを演じている平和愛好者たちに堂々と本音の声をあげてもらうのだ。

今の護憲運動が決定的に見落としていることがある。ほとんどの護憲論者がスルーしている問題だ。詳しくは本書を手に取って本文の関連項目を参照されたい。

改憲論者の評論の中にこの点を鋭く突いているものを見たことがあるが護憲論者からのこの点に関した論評を私は見たことがない。

2022年3月26日 記

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