本日も元原発技術者の小倉志郎さんの担当です

―以下小倉さんの寄稿文の引用―

 「憲法第9条の文言通りに日本は軍備を持たない方が良い」と言うと「もし、外国から攻められたらどうするのか?」と反論が来る。

まるで、外国がいつも日本を攻撃したがっているかのような前提で議論を進めようとするのだ。

何も外国と武力で戦おうとしていない日本を攻撃したい国があるわけがない。

百歩譲って万一日本を武力攻撃しようとする国が現れたと仮定しよう。

その場合でも、攻めようとする外国には日本を攻めるための大義名分が必要だろう。

自国民を戦争に参加させるためにも、また、世界の国々に日本を攻めることの正当性を認めさせるためにも。

 では、日本を武力で攻撃するための大義名分が具体的にあるだろうか?

今の日本が外国を侵略していることもないし、外国人を拉致しているわけでもない。もし、あったら具体的に示してもらいたい。

 またまた、百歩譲って、仮に具体的な大義名分が見つかったとしよう。そうしたら、その大義名分なるものを攻められる前につぶしてしまえばよい。

抽象的に言えば、大義名分をつくるには、何か日本から迷惑や被害を被っていることを根拠にするしかない。

そういう可能性のある事柄を徹底的に洗い出し、項目毎に相手国と話し合えば良い。武器を持って戦うよりはるかに楽なことだし、相手国にとっても喜ばれるに決まっている。

2022年4月8日 記 小倉志郎

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