ウクライナ戦争は一向に停戦の気配がない。ウ・ロ両軍とウ市民の甚大な被害が続く。

ウクライナの現実は世界中の国がそれぞれ武器を持ち軍隊を持つことから起こる必然的結果だ。

世界中の一般市民がそれぞれ自国政府の武装を黙認し続けるなら遅かれ早かれ地球は破壊され人は住めなくなるだろう。

これが「平和のための暴力は必要だ、正しい戦争はある」と考える、先の先の先を読めない国家(国家とひとくくりに言うが悪いのは権力者であって一般庶民はまともだ)だらけの、宇宙で唯一生物が暮らせる地球の末路だ。

国連が無力というが成立のいきさつを知ればやむを得ない。

第二次世界大戦の連合国が結束して敵である天皇制・軍国主義日本、ヒットラー・ナチスドイツ、ムッソリーニ・ファシズムイタリアの枢軸3国からの新たな侵略に備えるため作られたのが国連だ。

5大国(当時中国は蒋介石率いる中華民国)に拒否権を認めなかったらアカ・ソ連と資本主義・アメリカは加盟せず国際連合そのものが成立しなかっただろう。

しかし国連がいかに無力であってもすべての加盟国に自力でできることがある。

それは全ての加盟国が率先して武器を捨て地球上から兵器と軍隊をなくすことだ。

今直ぐに世界の全ての国にこれを求めるのは現実的ではないかもしれない。

しかし憲法で非武装を決めている唯一の経済大国日本が単独で率先して出来ない筈がない。

出来ないのは政治家はじめ国民が誰もそうしようとしないからだ。

本書「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」の購読を隣人、知人に是非勧めて欲しい。ロシアやNATOを一方的に悪者にして終わりではいつまでも停戦、平和は訪れない。

真の恒久平和を実現するため非武装中立の理を世論に変える運動をピースアゴラはこれからも続ける。

2022年4月9日 記

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