4月11日に漫画「戦争はおんなの顔をしていない」を紹介した。
ロシアには女性兵士が4万人、ウクライナには3万2千人いるそうだ。
この漫画は女性が体験する苛酷な戦場の実態を書いているらしい。
女性兵士が行軍する際にしばしば軍靴が血に染まるという。戦場でも女性の生理はお構いなしだからだ。
しかし戦場は男女を問わず日常生活者の顔をしていない。
空軍兵士は攻撃・爆撃が終われば基地や我が家に戻れるかもしれないし海軍兵士は攻撃中乗船している戦艦そのものが我が家のようなものだ。
しかし陸軍兵士は全く違う。戦場は遠く家から離れている。
陸軍の女性兵士にとっては生活環境は一層苛酷だ。
プライバシーどころか野宿(野営)となればトイレも風呂も台所もない生活を余儀なくされる。
何一つ不自由なく生活している現代の若者は男女別なくこんな不自由な生活に耐えられるわけがない。
戦争を囃(はや)したり威勢良く、反対するどころか歓迎しているかのような若者にも、
街宣車で街に騒音をまき散らす右翼運動家にも想像力を働かせてもらいたい。
少しだけでも想像力が働けば
軍備を全廃して誰とも2度と戦わないことこそが穏やかな生活の源泉であると理解できるはずである。
”我々が求めているのは毎日きちんと食事がとれ働く場所があり安心して眠れる場所がある、そんな穏やかな生活だ”
穏やかな生活さえ約束されれば私たちの領主(大統領、首相)が西国(民主主義・資本主義?)でも東国(専制主義・共産主義?)のどっちでも良い。
これは10日に観劇したミュージカル座のミュージカル「プロパガンダ・コックピット」のセリフの1節、庶民の本音だ。
愛国心を振りかざし大事な命や家族、故郷の山河を失っては元も子もない。
2022年4月13日 記
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