本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの寄稿文の引用ー

 内閣官房参与・宮家邦彦氏が去る4月4日TwitterでLive中継した番組の中で「今回のウクライナの戦争で日本にとって3つ大きな教訓がある…」「日本はそろそろ目覚めて欲しい」と次の項目を挙げている。つまり、日本を守るためには次の項目が必要だと。1.戦闘力を持つこと、2.同盟を持つこと、3.いざという時、実際に戦うこと。詳しく知りたい方は次のサイトにアクセスして参照方。

http://news22.net/archives/12724?fbclid=IwAR2HYDelF7n8WCv3XvRrd7sJZQ2WrhrNsXqLsKGuFG0tzOv2Z-NNgwTiVMs

立派な肩書と、真剣な話し方なのでぼんやり聞いていると「なるほど!」と納得してしまいそうだ。しかし、宮家氏の話には決定的な欠陥が2つある。その1:宮家氏は「日本を守る」とは「国民の命と暮らしを守る」ことであると明言しない。ウクライナが武力で戦っているために国民が地獄の苦しみの中にいること、つまり、国民の命と暮らしを守れていないことを認識していない。その2:日本の海岸線に多くの原発が並んでいて、それらは相手国が引き金を握った核兵器であるという認識がない。こんな人物が現役の内閣官房参与ではいつ戦争に巻き込まれても不思議はない。宮家氏の3項目を日本の教訓にしてはならない。

2022年4月23日 記 小倉志郎

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