本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです。

 ウクライナ戦争はウクライナ対ロシアの戦争ではなく、アメリカ対ロシアの戦争であることはこのHPの4月7日の投稿文で書いた。

表向きはウクライナが侵攻してきたロシア軍と戦っているようだが、軍事的経済的支援をしてウクライナを戦わせているのがアメリカであることは見え見えだ。

これまでは弱小な国々、即ち、ベトナム、イラク、アフガニスタンなどにはアメリカが自ら直接手を出していたが、今回は相手が世界第二位の軍事大国ロシアだから、さすがに直接手を出さずに、ウクライナを隠れ蓑にしてロシアと戦っている。

ウクライナを通じてロシアの弱体化を狙っている。

この戦争を早く終わらせてウクライナ国民の犠牲を少なくしようという姿勢が全く見られない。

2014年2月のクーデター以降のロシア系ウクライナ人たちへのウクライナ政府の弾圧・攻撃という挑発に乗ってロシア軍が国境を越えたことをこれ幸いと「ロシア悪人説」「プーチン戦犯説」を世界中に宣伝しまくっている。

しかし、アメリカの他国を弱体化する手口に気が付いた世界中の多くの国々が必ずしも同調していない。

皮肉なことにアメリカが開発したインターネットを通じて、冷静な人々の分析・評価情報が世界中に伝播したおかげだ。

アメリカが号令したロシアへの経済制裁に、中国・インド・インドネシアの他、中東・アフリカ・南米諸国も同調していない。

人口的には同調している国の方が圧倒的に少ない。

この戦争でもアメリカの軍産複合体はぼろ儲けをするであろうが、アメリカは世界中の人々の信頼を失うから、この戦争はアメリカ没落のきっかけになるだろう。

そんなアメリカに追従して行く日本の将来は危険極まりない。

2022年4月25日 記 小倉志郎

おしらせ

本書「自衛隊も米軍も日本にはいらない」の著者は4月22日から「改悪阻止全国行脚」の講演行脚中です。

本日は福島県いわき市での3日間の行脚を終えて山形県米沢市、明日は新潟市を講演行脚する予定。全国どこでも講演行脚しますので参院選前に講演行脚をご希望の団体があればお寄せ下さい。日程などを調整させていただきます。

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