本日は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
原発を武力攻撃から守ることが不可能なことを日本政府は認めている。
即ち、どこかの国と戦争になれば、原発が破壊され3・11フクシマのような大事故が起き得る。
現在、3・11フクシマ事故による放射能汚染によって東日本は致命的な被害を被っており、その放射能による外部被ばく・内部被ばくという国民の被害は増え続けている。
その上に、新たな戦争によって同様の原発事故が西日本で起きたら、日本は国民が生物として生き延びることができる国土を失い、国家として滅亡を免れないだろう。
換言すれば「日本は戦争ができない国だ」ということだ。
この事実を認めたら、選挙でどの党に投票したら良いか、迷う必要が無くなる。
戦争ができないのだから、戦争の備えである自衛隊も米軍もいらなくなる。
自衛隊を合憲とするための憲法改定も不要になる。
ならば、自衛隊という軍備及び米軍の日本駐留を是認し、憲法改定をめざす自民党、公明党、日本維新の会などに投票するのは愚の骨頂だ。
平和を望む国民が投票すべきは、今の憲法の文言を守るとともに、自衛隊を災害救助即応隊に編成替えし、米軍には母国に帰ってもらうことを公約する党である。
本文を読む皆さんはこのことを既に承知であろうが、問題は自衛隊や米軍で日本を守れると思っている国民が多いことだ。
今夏の参議院選挙において憲法改定を企てる議員の割合を確実に3分の2未満に押さえるために上記のことをぜひ周囲の人々に宣伝していただきたい。
2022年6月7日 記 小倉志郎
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