それは護憲有権者の中にも色々な考えがあるからだ。
選挙の際に護憲候補を一人に絞って与党の改憲候補に対抗させられないからだ。
昨日、文京区男女平等センターでのコスタリカに学ぶ会の意見交換会で参加者の一人が体験談を語った。
つい先頃ある9条の会で元国立大学教員の護憲論者が「日本にも独立国として自衛権がある。
だから自衛のための防衛力を持たないと北朝鮮から攻められた時に愛する家族の命を守れない。」と言ったらしい。
あたかも専守防衛の自衛隊は合憲であると。
この意見に対し当会からの参加者が反論して「自衛力は何も武力を持つことではない。
国内では暴漢から襲われたら正当防衛は認められている。
しかし武器の所持と使用は禁止されているのと同じだ。
自分や自分の家族の命を守るために防衛力が必要というが一体その防衛を誰が行うと思っているのか?」と聞いたらその元教員は答えられなかったそうだ。
防衛力必要論者はみんな自分の国、国民と言いつつ結局は自分や家族の命を守るために自衛隊員に武器を持たせ戦闘の前線で命を犠牲にさせ「さぁ我々の命を守れ」と言っている。
偉そうに自衛隊の増強、軍事予算の倍増、敵基地攻撃などと言うがこれでは「自分以外の人間(自衛隊員)の命は犠牲になっても構わない。自分さえ助かればよいのだ」と言っているのと同じだ。
犠牲を強いられる自衛隊員にも守りたい自分や家族の命がある。
これこそが改憲勢力、軍備増強派の無責任極まりない本心なのだ。
参議院選挙ではこんな自民・公明・維新・国民と言った既成改憲政党そしてN国、幸福、参政などという国民に寄りそう振りだけの無責任ニューフェ-ス改憲政党候補を絶対に国会送り出してはならない。
そのために我々は投票先を注意深く選ぶ眼力が必要だ。
7月の参院選では護憲政党の中でもこれまで国会で国民の声を愚直に代弁した実績を持ち政策実現に必要な突破力にも期待が持てる「れいわ新選組」と非武装中立をぶれずに掲げる「新社会党」の候補者を全力で応援するつもりだ。
彼(彼女)らはいずれ国政の場で我々の目標「日本の非武装中立化」を成し遂げる同志の政党となり得る。
2022年6月8日 記
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