本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの寄稿文の引用―

 「革命」という言葉を聞くと、先ず「フランス革命(1789~1799)」や「ロシア革命(1905、1917)」が有名で、独裁的君主制を暴力で倒す血なまぐさい動乱状態という印象を思い浮かべる。

そこでは理想を求めて命をかけて革命に参加した若者たちのドラマが展開された。

一方、現代の選挙も権力の座に座る者の交代という意味では一種の革命と言えよう。

 今の日本の政治のあり様は、名目的には民主制であるが、民(国民)の命と暮らしが大事にされているとはとても言えない。

庶民の賃金は下がる一方で経済格差が広がり、教育・医療・福祉より軍備への予算ばかりが増え続けて、暮らしの苦しさが増すばかり。

その上に、現政府与党は米軍とともに自衛隊を地球のどこへでも派遣し、一緒に軍事行動ができる安保法制をつくってしまった。

これでは日本の若者たちの将来は「お先真っ暗」だ。

こんな政府を交代させる革命が必要だ。

ただし、現代の革命に暴力は要らない。

銃弾の代わりに一人一票の投票権がある。

数分歩いて投票所に行き、今の与党以外の候補者の中から、若者を戦争に参加させない人物を選びその名前を鉛筆で書けば現代の革命に参加できるのだ。

もちろん、結果は開票するまでわからない。

わからないけれども革命への参加はスリルがあって面白い。

若者たちにはぜひ、面倒がらずに選挙という革命に参加してもらいたい。

2022年6月11日 記 小倉志郎

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