いよいよ投票日が迫りつつある。

改めて参議院の存在意味を問われてしまいそうな候補者にうんざりする。

憲法第41条、42条に

「国会は国権の最高機関であり国会は衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する」とある。

憲法が2院制を認めた根拠は参議院に良識の府として衆議院の議決を良識・専門的見識で再チェックさせるためだ。

だが、一部立候補者の経歴や政見放送を聞いて呆れてしまう。

元巨人軍投手、ビーチバレー選手、おニャン子クラブ、大昔の演歌歌手とまるでテレビのバラエテイー番組表を見ているようだ。

彼(女)らが人間的に悪いとは言わない。

自民党と維新に多いこの手の候補者を見ると彼(女)らの全てとは言わないが国権の最高機関の中でも良識の府とされる参議院議員としての専門性や見識を持っているか怪しい。

私も若い頃流行歌手を目指し知名度を得て国会議員になろうとした時期があった。

しかし今の候補者の顔ぶれを見ると自民党、維新の会の魂胆は彼(女)らの知名度を利用し当選させ改憲草案に賛成の挙手をさせるためとすぐわかる。

国会議員は乗客(自民党、維新の決める党議)の指示命令通りの場所に客を運ぶ(賛成の挙手をするだけ)タクシー運転手ではない。

与党にいないと自分の進めたい政策が実現できないなどという女性候補者もいるが現実は甘くない。

ただひたすら憲法改悪などの悪法に賛成の1票を投じさせられるあやつり人形になるだけだ。

憲法第99条には

「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」とある。

党是で「今の憲法は不都合だから変えよう、尊重などできない」とする自民党、維新の会など改憲勢力政党から立候補している候補者に言いたい。

今からでも遅くないから出馬を辞退すべきだ。

あなた方は憲法第99条に照らしそもそも国会議員になろうとする資格がない。

2022年7月6日 記

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