参院選挙で護憲勢力は大敗北を喫した。
これを受けて愈々これから護憲運動は大変な正念場を迎える。
そもそも憲法を護るという至極当然のことをするのになぜわざわざ運動しないといけないのか。
普通に考えたらとてもおかしなことだ。
講演の度に私は日本を一刻も早く全国に「9条の会」など作らなくても済む、当たり前に憲法を護る立憲主義国にすべきと訴えている。
なぜこうなったかと言えば非武装と不戦を掲げている現行憲法を自衛戦争を認め自衛に必要な武装を堂々とできるよう変えようと70年近く頑張っている自民党中心の改憲勢力がありこれが近年次第に勢力を伸ばしてきたからだ。
どうして日本は現行憲法を護り非武装を貫いていては独立を守れないのか?
自民党の麻生前財務大臣が某所で「学校でいじめられるのはいつも弱い子供である。強い子供はいじめられない」という趣旨の講演をしたとの報道を見た。
「日本も自衛隊を憲法に明記して戦力を強化しないと他国から攻められる」と言いたかったらしい。
戦争中、強制労働で財を成した麻生炭鉱社長の家庭に生まれた世襲議員が言いそうなことだ。
学習院大卒だが学習不足なのか漢字が良く読めない元総理大臣だ。
私は小学校4年の1学期に長野県の山奥の小学校から東京杉並区立第六小学校に転入した。身長はクラスで1番(それも極端に)小さく麻生流に言えばいじめる相手にはもってこいの存在だ。
実際同級生に大柄のいじめっこはいたが私は一度もいじめられたことがない。
卒業式では晴れて卒業生総代に選ばれた。
世界一の軍事力を持ち麻生流に言えば世界一強いのだから攻め込まれるはずのないアメリカが9.11では簡単に攻められた。
他方非武装中立で人口500万人のコスタリカはニカラグアからの侵攻も非武装で跳ね返している。
2022年7月18日 記
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