本日は小倉志郎さんが担当します
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
日本は第二次世界大戦で完膚なきまで叩きのめされて無条件降伏をしてから、新しい憲法で「戦争放棄と非武装」をうたって再出発したはずである。
その日本だが、それから70年余りを経て、憲法の条文は変えてはいないが、自衛隊という世界で上位(第5位/2022年予算ベース)を占める戦力を持つにいたっている。
2015年には「安保法制」が強行採決されて、今では地球上のどこであれ、米軍が戦争を起せば自衛隊もそれに参加せざるを得ないという状況だ。
今年の2月にウクライナ戦争が勃発したのを見て、自民党内では「防衛費(軍事費)を倍増すべきだ」という声まで上がっている。
日本は憲法が描いた平和国家からますます遠ざかり、戦争に巻き込まれる可能性が非常に高まってきた。
憲法に描いてある通り「非武装」を実現すれば戦争ができないことは自明である。
なのに、「外国から攻められたらどうするのか?」と問い詰められると「専守防衛のためなら憲法の文言に反しても軍備を持っても良いのでは?」と腰砕けになる自称「護憲派」の国民が多い。
こんな「護憲派」では上記の戦争に巻き込まれる可能性を無くすことはできない。
この類の「護憲派」は「非武装で確実に日本を守れると言う道を示してくれたら賛成する」と言う。
その道は既に今の憲法に明記されている。
びくびくしないで一歩踏み出す勇気を持ちさえすれば良いのだ。
2022年7月25日 記 小倉志郎
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