本日の担当は小倉さんです
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
世の中には、先人たちが経験を踏まえて残してくれた数多の格言がある。
それらは短い言葉で簡潔に表現したいましめの言葉だ。
81歳になった自分の人生を振り返ると数々の失敗を経験したけれど、具体的なある格言を知っていたら、そんな失敗は避けられたはずだという事例は思い出せない。
例えば「虻蜂取らず」とか「漁夫の利」などである。
ところが、今月になって、自分のことではなく、日本と言う国家に関して全く格言通りの事態を目の当たりにすることになった。
それが「恥の上塗り」である。
実は、7月8日に銃撃されて命を失う前までは、国会での数々のウソの答弁、世界に向かってウソをついて五輪招致、憲法違反の安保法制の閣議決定、モリカケ・桜を見る会などの犯罪への関与とその証拠隠滅、などを平然と行う安倍氏が首相の座に居たことが日本人として非常に恥ずかしいと感じていた。
ところが7月14日、安倍氏の死亡からわずか6日後に、岸田首相は「安倍氏を追悼する国葬を9月に実施する」と発表したのだ。
どう考えても私には安倍氏が国を挙げて国葬をするに値する人物とは感じられない。
安倍氏は「まるで息を吐くようにウソをついた」とすら評され、国民から尊敬されたり、愛されたりしていなかったことは、世界中の政府高官たちはとっくに見抜いている。
「安倍氏の国葬だと!日本の常識はどうなっているのか?」と日本人が馬鹿にされることだろう。
日本政府が国葬をすることこそ、「恥の上塗り」の典型的事例になるだろう。
日本の名誉のためにも国葬は早急に撤回すべきだ。
2022年8月4日 記 小倉志郎
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