本日は小倉さんが担当します

―以下小倉さんの寄稿文の引用―

 日本の大手メディアが政府や大手広告代理店に忖度して、政府やスポンサーにとって都合の悪い情報を脚色したり、酷い場合は無視したりするようになってからいったい何年になるだろうか?

おかげで、国民は世の中で起きている事実を正確に知ることが不可能になってしまった。

その上に、情報発信元の政府からして、ウソをついたり、情報を隠したりしているから、仮にメディアが特別に脚色などしなくても、国民が正確な事実を知ることは至難だ。

言わば、「目隠し」をされた人間が身の回りで何が起きているのか見えないのと似た状態だ。

しかも、始末の悪いことに、この「目隠し」は布などの目で見える材料ではないために、国民には「目隠し」をされていることすら気付かずに、政府が発信しメディアが報道する情報を事実であるかのように信じこまされている。

 そのおかげで、自民党が反社会的団体である「統一教会」との間で「ずぶずぶ」の協力関係を保ち、選挙の度に「統一教会」の支援を受けて政権を長期間維持してきたことなどを国民が気付くことができなかった。

事実が公に知られていたら、安倍晋三氏が首相の座の歴代最長記録を得ることなどなかっただろう。

 問題は、国民が「透明な目隠し」をされていることに気付き、自らの手でそれを取り外すことができるかだ。

残念ながら、それができる確実なノウハウはまだ世界のどこにも見つかっていない。

2022年8月8日 記 小倉志郎

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明日8月9日、長崎原爆投下の原爆忌

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