コロナ禍で3年ぶりに行われたコスタリカの独立記念日の模様
太鼓の代わりに鍋を使った学校の子供たちの輝かしいパレード
本日はコスタリカのサンホセ日本人学校の藤沢直治先生から寄せられたコスタリカの最新ニュースです
―以下藤沢先生の記事翻訳の引用ー
この9月15日、(ニカラグアとの)国境近くにあるサン カルロス市サンタ ロサ デ ポコソルに位置するラ グアリア小学校のオフィシャルマーチングバンドが初めて独立記念パレードに参加しました。
楽器不足にもかかわらず、マーチングバンドを結成した20人の生徒は、不安を払いのけ自由に想像力を働かせました。
太鼓の代わりに鍋と色つきのバケツ、ばちの代わりに木の棒、マラカスの代わりに石を入れたペットボトル。
リラグロッケンは木の棒に少しの金属とアルミニウムを縛り付けて作りました。
同小学校のマリオ カトン トレス先生のコメント:
「子供たちはとても満足してこの上なく楽しんでいました。
パレードが終わったとき、来年はもっと上手に意欲的に参加しようと言っていました。」
困難:この小学校の生徒数は146名です。
一度も楽器を備え持ったことはありません。
なぜなら教育省が支給してくれるお金は生徒たちの給食費、教材費、たった2つの教室と1つの食堂の維持費で目一杯だからです。
同様にそのお金はある子供たちを援助するためにも使われます。
というのは子供たちの中には裸足で登校する子がいます。
それは靴を持っていなかったり、持っていてもこの地域の泥で靴がすぐ駄目になってしまうからです。
前述の先生のコメント:
「この地域における教育省の支援は基本的なものだけです。
またここに住む人々はとても貧しく収入が少ないです。
このような制約状況のなかではありますが、子供たちはみんな情緒豊かですよ。」
(写真下の記事)今週木曜日の午前中、ラ グアリアの子供たちは地元でパレードに参加しました。
(2022年9月16日 LA NACIONの新聞記事より)
編者注:グアテマラ総督領コスタリカ(当時)のスペインからの独立記念日は1821年9月15日
2022年9月23日 記

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貧しくとも豊かな発想と豊かな感情をもたらす教育の素晴らしさ!
豊かな国に住む情緒不安定、引きこもりの子供たち、友達数人が集まってもスマホをバラバラに見ているこどもたち、
どんどん動物としての人間から離れていく先には、どんな社会が作られていくのか先が見えません。
そのような世界の中で、コスタリカの子供たちは人間としての基軸をしっかり持った大人になって、
本当の豊かさとは、の見本を示してくれるだろうと、希望のひかりです。
中西さん
いつもホームページに意見を寄せていただき感謝申し上げます
花岡