本日から3回にわたりニューヨーク在住の神舘美会子さんからの読後感想を引用します。

美会子さんは武蔵野美術大学出身の画家で反原発などの活動家

―以下引用ー 

まずこの本を手に取った時、“「災害救助即応隊」構想で日本を真の平和国家に”と書かれているのが目に入りました。

漠然とですが、新しい!という直感がありました。

私はずっと前から米軍には出て行って欲しい、沖縄の人々の“全基地撤廃”の運動にも注意して来ましたが、自衛隊をどう扱うのかが一介の絵描きの私にはわかりませんでした。

そして、その答えがここにあったのです。

「今まで多くの非武装論者は『非武装・非暴力による安全保障の正しさを人々に納得してもらうにはそれなりに理論武装が必要だが、それが実にむずかしい』と軍備絶対必要論者に反論できず、歯痒い思いをして来たのではないでしょうか、

少なくとも私はそうでした」と花岡さんは書かれていますが、実は私もそうでした。

時に「あんたの言っていることは理想論だ」とも言われました。

そこで私は苦しく反論。

「あなたはたった今、理想という言葉を使った。

あなたも私が言っていることを理想と認めているわけですね。

それならば理想に向かって進みましょう。

実際、人類は過去から亀の歩みにも満たない速度だけれど理想に向かって歩むことで進歩して来た。

理想という言葉の重みを今一度考えてみてください」

そして今、私の手元には心強いこの本があります。

反論のための手引きというだけでなく、例えば日米安保条約の廃棄は、条約上一年前の事前通告で可能など、今まで知らなかったことを色々教えてくれています。

-To be continued-

2022年9月27日 記

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