本日はニューヨークで活躍中の画家神舘美会子さんの読後感想その3(Last)です

―以下美会子さんの感想文の引用ー

この本の最終に近くなったところに『悪夢のあとの夢物語』というのがあります。

「もし不幸にも自民党の改憲案が国民投票で可決され、実質的に憲法9条が無くなってしまったらどうするか。

仮にそうなったら有志でユートピア「蝦夷琉球共和国」を建設しようではありませんか」

という花岡さんの提案に、何とユニークな!と、私は目が覚める思いで小躍りしました。

そしてここを読んだ時、私はアメリカのS F、ファンタジー作家、そしてフェミニストのアーシュラ・K・ル・グィンの『所有せざる人々』英語原題『THE DISPOSSESED』を思い出しました。

貧富の差があり、内戦があり、今の地球に似ている惑星からオドー主義者たち(オドーという女性革命家による無政府主義―と言ってもテロリストのそれではない)が姉妹惑星に亡命し、真のユートピアの社会を築く、という物語ですが、花岡さんのすごい想像力に清々しい思いがしました。

『自衛隊も、米軍も、日本にはいらない!』のアマゾンの評価を見ると、意見は真二つに分かれていました。

肯定的なレビューがあるかと思うと否定的で、ひどいのは“恐れいった”などと断罪。

このようなレビューは当然予想されますが、花岡さんの言っていることは、彼らにはまるで反逆行為のように映るのでしょう。

けれども大きな変化はいつも小さな行動から始まります。

皆さんが、もしこの本に賛同できるなら、ブログ、フェイスブックなどソーシャルメディアに女性に向けてこの本を紹介したり、新聞社の投稿欄にこの本を読んでの感想などを投稿してみるというのはいかがでしょうか。

私はコンピューター系は苦手なので新聞、雑誌への投稿になると思います。

2022年9月29日 記

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