本日は小倉志郎さんが担当します
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
日本のマスメディアが流すニュースで「有事」という言葉を見聞きするようになって久しい。
しかし、この言葉の意味するところの確かなイメージを持っている人は多くない。
広辞苑には「【有事】戦争や事変など、非常の事態が起こること」とある。
実に輪郭のぼやけた説明だ。
最近は「台湾有事」という言葉が頻繁にメディアで使われ、「台湾有事は日本の有事だ」などと政府要人が言うほどだ。
ここでの「有事」とは武力衝突発生であり、戦争勃発のことだ。
即ち「台湾戦争は日本の戦争だ」と言っているのに等しい。
政府要人がこんなことを本気で言っていることの重大性に気が付いている国民はほとんどいないだろう。
中国と台湾の間で起きる可能性のある武力衝突を日本がコントロールすることなどできない。
一方、アメリカは武力衝突が起きれば「待ってました!」とばかり台湾に軍事支援を行い、ここでも、ウクライナと同様にアメリカの「代理戦争」が始まる。
米国兵の犠牲者でも出ない り国内の反戦運動は盛り上がらないから、アメリカはお金と兵器と軍事情報で台湾を支援し続けることができる。
アメリカの目標は平和ではなく、「中国の弱体化」であるから、台湾人や日本人の犠牲など二の次だ。
こんなアメリカの野望によって日本が戦争に巻き込まれることは絶対に防がねばならない。
2022年9月30日 記 小倉志郎
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