本日から3日間小倉志郎さんが担当します
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
2002年5月、ドキュメンタリー映画「軍隊をすてた国」(早乙女勝元企画、早乙女愛制作、山本洋子監督)を観て、地球上に実際に軍隊を捨てたコスタリカという国があることを教えられた。
一方、日本は憲法第9条に「戦争放棄」及び「非武装」を明記してあるのに自衛隊という世界でも上位に入る軍備を持っていて、憲法違反の状態が続いている。
コスタリカが非武装で平和を保っているなら、日本も憲法第9条の通り非武装で平和を保てるはずだ。
一方、自衛隊が違憲と言われる状態を解消するために憲法「改正」を目指す改憲論者たちがいる。
彼らに対抗するには「非武装で平和を保てる」ことの論拠をつくらねばならないとコスタリカへ現地視察に行ったり、参考書を読んだりして勉強をしてきた。
そうして、やっと「非武装で良い」論拠にたどり着いた。
一言で言えば「原発を並べて自衛戦争はできない」である。
これに対する有力な反論をまだ見たことがない。
しかし、今になって私たちは大きな壁にぶつかっている。
当初、壁は改憲論者=武装必要論者との理論闘争だと思っていたのだが、実は本当の壁は理論闘争ではなく宣伝合戦という壁だった。
しかも、改憲論者たちは権力と財力でマスメディアを利用して国民に対して、周辺国の軍事的脅威を理由に「軍備が必要だ」という宣伝を続けている。
私たちには権力も財力も無いが、衆智を集めてこの宣伝合戦で勝たねばならない
2022年10月8日 記 小倉志郎
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欧米経由の情報が正しいかの如く垂れ流しているマスメディアをうのみにする市民、元は自分自身の中にある人種差別、人権意識の
低さなどを学び直すことが、遠回りのようでも一番必要かと思います。