―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 私たち日本人は一人ひとり皆、自分や家族が幸せであることを望んでいる。

即ち、不慮の死を遂げたりせず、健康で家族や友人たちと仲良く楽しい日々を過ごしたいのだ。

自ら進んで戦争をしたいなどと思っている人はいない。

戦争は他国の人々との殺し合いなのだから。

隣の国の人々だって、日本人と同じ人間なのだから、同じように幸せを望んでいる。

 にもかかわらず、世界では戦争が繰り返し起こり、今は「ウクライナ戦争」の真っ最中だ。

なぜ、世界中の人々が望まない戦争が起きるのか?

先の日本が敗北した「15年戦争(1931年~1945年)」は中国満州に駐留していた日本の関東軍が満州鉄道を爆破し、犯人を中国軍と宣伝して戦争が始まった。

日本の国民が全く知らない内に軍部の主導で戦争が始まってしまい、1945年8月15日に日本の無条件降伏まで延々と戦争が続いた。

 戦後つくられた日本国憲法の前文には「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないや(旧仮名)うにすることを決意し」と明記してある。

これこそ、戦争の地獄を味わった先人が私たちに残してくれた反省と教えの言葉だ。

政府こそが国民の望まない戦争を起させる当事者だ。隣国の脅威を宣伝し、私たちに戦争へ協力させようとするウソつき政府に騙されてはいけない。

2022年10月10日 記 小倉志郎

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