―以下本日の担当小倉志郎さんの寄稿文の引用ー

 相手の姿は目に見えても自分の姿は見えにくい。

特に自分の姿が相手にどのような印象を与えているかはほとんどわからないと言ってもよいだろう。

外見だけならば自分の姿を鏡に写せばある程度客観的に見えるが、心の中で思っていることはよほどの努力をしないと相手に判ってもらえない。

自分が相手に対して好意を持っているのか、あるいは、敵意を持っているのか?逆に、相手が自分に対して好意を持っているのか、あるいは、敵意を持っているのか?これがお互いに見えないから良好な人間関係を保つことが難しいわけだ。

 国家と国家の関係はもっと複雑で、それを良好に保つのがさらに難しいのは当然だ。

例えば、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と日本の関係を見てみよう。

日本国内では北朝鮮が「ミサイル」を日本海や太平洋に向けて発射すると、日本政府は「Jアラート」を発して、国民に地下室や机の下などに隠れるよう呼びかけ、北朝鮮が「脅威」だと煽り立てる。

その結果、国民の間に北朝鮮に対する「敵意」が醸成されて行く。

一方、北朝鮮側から見たら日本はどのように見えているだろうか。

自衛隊という軍備があり、且つ、世界一の軍事力を持つアメリカの基地が日本中にある。

そのアメリカはイラク、アフガニスタン、及び、リビアなどに先制攻撃を行った過去がある。

北朝鮮が日本を自分たちへの「脅威」だと感じても不思議はない。

「ミサイル」の発射はその「脅威」に対する牽制であって理由の無いことではない。

「ミサイル」を発射させる原因を日本がつくっているのだ。

最近、自民党が統一教会を通じて北朝鮮に撃たせているという噂があるが真偽は不明だ。

2022年10月12日 記 小倉志郎

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