これは10月19日の東京新聞「こちら特報部」の見出しだ。

元陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に配属された五ノ井里奈さん(23)は配属後、1年に亘って男性自衛隊員から受けた性被害を勇気をもって告発した。

ゆゆしき事件だが実はこれは自衛隊ではいくらでもある事実の様である。

軍隊、そして自衛隊はもっとも非民主主義的暴力組織だ。

軍事組織は上からの命令・統率が末端まで行き渡らなければ成り立たない。

隊員がそれぞれ民主的・自主的に戦ったのでは戦争に勝てない。

血気盛んな男性隊員を若い女性隊員と缶詰め状態で生活や訓練させれば間違いが起こらない方がおかしい。

自宅や家族宿舎から通勤する隊員はまだしも独身寮の隊員が精力を持て余すのは当然だ。

まして戦場や軍事訓練の現場では家族も恋人もそばにいない。

米軍基地の若い米兵は親元や家族から遠く離れた日本で羽を伸ばせるのだから間違いを犯すな、という方が無理だ。

かつて皇軍兵士にとって

1)殺人・破壊は敵に打ち勝つための当然の任務

2)略奪・強奪は生き延びるためなら止むを得ない軍事行動

3)強姦は軍規には違反するが兵士の唯一の快楽・戦利品であると黙認された、

と元兵士が体験談を語っている。

兵士の性病防止のため南方の戦地に慰安所を作った一人が中曽根康弘元首相だ。

戦前の皇軍はみな軍規を固く守っていたと思い込みたい改憲派や軍事オタクの気持ちはわかるが事実はそうではなかった。

今後、性被害者を生まないためには

1)日米安保廃棄により米軍を撤退させ、

2)自衛隊を廃止するか、下半身が役に立たい後期高齢者から隊員を募集する、

しかない。

右翼統一教会信者・シンパの集まり安倍晋三政権出現以来、自衛隊員は極度の緊張状態に置かれている。

一日も早く自衛隊を災害救助・人道支援と国境警備に特化したジャイロに衣替えし彼(彼女)らを苛酷な勤務環境から解放してあげたい。

2022年10月21日 記

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