―本日はコスタリカ・サンホセ日本人学校の藤沢直治先生から送られたコスタリカの物価事情の記事の解説―
コスタリカの物価は高い?
コスタリカ人は果物、野菜、健康に関する費用を高く払っている。
ラテンアメリカ地域と経済協力開発機構(OECD)との物価比較
物価が高い品目の多くは生活必需品である。
(ファン ディエゴ コルドバ記者)
コスタリカは人々が言うように本当に物価がとても高いのでしょうか?
答えは矛盾していますが「はい」とも「いいえ」とも言えます。
全ては手に入れようとする財とサービスによります。
もちろん比較する国々のグループにもよります。
例えば、コスタリカで車を購入するとラテンアメリカの近隣国に比べて33%高いです。
しかし、教育費に関してコスタリカ人は経済協力開発機構(OECD)のメンバー国の半数より平均して61%少なく出費しています。
コスタリカの住宅、水道、電気、燃料費もラテンアメリカ、経済協力開発機構(OECD)の半数より安いです。
他の11費目においてもコスタリカの方が安い。
しかしコスタリカ人が他のラテンアメリカやOECD諸国より高く(中にはかなり高く)払っているカテゴリーが11あり、これらが貧困層に重くのしかかっているという問題があります。
なぜならその中には基本的食料が含まれているからです。
コスタリカ人は果物、野菜、じゃがいものカテゴリーでラテンアメリカの近隣国より平均38%高く支払っています。
同じような現象が健康に関する費用、や個人の輸送費用においても見られます。 さらに牛乳、卵、チーズが、OECDの国々の平均より25%高いです。
この基本的生産物の価格が高いことが、コスタリカにおける実質収入の格差に追い打ちをかけています。
以上 経済学者ディアナバン パテン
(2022年11月8日 LA NACIONの新聞記事より)
2022年11月17日 記
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