―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 改憲派と言えば「右翼」、護憲派と言えば「左翼」とレッテルをお互いに貼り合って、それがわかるともう議論をあきらめて、「好戦的だ」とか「平和ボケだ」とか罵倒しあうのが常だ。

日本の平和を確保するにはどうしたら良いかという問題に直面しているのに、議論もできないのは実にもったいない。

「右翼」だろうと「左翼」だろうと同じ日本人であって、日本が戦争に巻き込まれて国民が再び戦争の惨禍を体験することを避けたいという願いは同じだと私は信じる。

 15年余り前に私は季刊誌「リプレーザ」に「原発を並べて自衛戦争はできない」という小論文を投稿した。

海岸線に50基以上も並べた原発は仮想敵が引き金を握った核兵器であり、原発を軍備で守ることは不可能だと明記した。

そして、同誌からその小論文を抜き刷り小冊子にして既に5万6千部を印刷して頒布している。

かつ、ブログ「地球座」にアクセスすれば全文が読める状態になっている。

このホームページ上でも2007年7月のアーカイブで全文掲載しているから是非読んで欲しい。

にもかかわらず、今までにまともな批判は1件も目にしていない。

このことは、拙文小冊子の内容が世間に認められたと理解しても良いだろう。

即ち、日本が自衛戦争をするのは不可能となれば、軍備を持つ必要はない。

ならば、今の憲法第9条の文言を改変する必要もない。

「右翼」も「左翼」も「護憲」を目標にして協力できるのだ。

2022年11月30日 記 小倉志郎

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