―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 1931年9月に満州事変が勃発した時、14年後の1945年に日本中が爆撃機B29による大空襲に遭い、8月にはヒロシマ・ナガサキの原爆投下を受け、無条件降伏に至るとは日本の誰も予想できなかった。

日本政府は戦線の不拡大方針であったが、現地の関東軍は弱体な中国軍を前にしてどんどん暴走して戦線を拡大してしまった。

結局、日本政府も天皇を大元帥と仰ぐ大日本帝国軍をコントロールできないまま、第二次世界大戦に突入してしまった。

 今年の2月に始まったウクライナ戦争も時間の経過とともに戦闘内容が拡大しつつある。

今月に入って、ロシアの国境から約600キロ、モスクワまで約200キロというロシア領内の飛行場がウクライナの無人攻撃機によって攻撃されて大きな被害が起きた。

ロシアにとってはこの戦争で初めての大被害であり、ロシアがどのような反撃をするかが心配だ。

ウクライナとしては自国だけでロシアに勝利することが不可能だから、NATOやアメリカに参戦させるきっかけをつくりたいという動機がある。

ウクライナの意図が成功したら、第三次世界大戦になるのは間違いない。

戦争が拡大しないことを誰も保証できないことは歴史が示している。

第三次世界大戦になれば、米軍基地だらけの日本にロシアのミサイルが飛んで来る。

原発を並べた日本が滅亡するのは確実だ。

日本がアメリカの真の友人であるなら、ロシア弱体化を目指すウクライナを使っての代理戦争を一刻も早く止めるよう忠告をすべきだ。

2022年12月9日 記 小倉志郎

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