12月23日は上皇(平成天皇)89歳の誕生日であった。
ご夫妻の写真からお二人ともお疲れの様子も見て取れる。
岸田は自衛隊の憲法書き込みに躍起だ。
しかし、もしそうしたいなら同時に天皇制の廃止についても憲法審査会で議論する必要がある。
本書『自衛隊も米軍も、日本にはいらない』でも、この欄でも以前書いたようにGHQの真意は「天皇制は存続させるが憲法9条の非武装が前提条件」だったからだ。
世界的にみても立憲君主制の国はごく少数で日本は人口でみれば世界最大の立憲君主国だ。
天皇ご一家には苗字も選挙権もお持ちの一般市民として京都御所にお戻りいただき自由な生活を送っていただいたらいかがだろう。
世界に類のない長い尊い家系として直ぐにも世界文化遺産に登録申請するのは政府の責任だ。
昭和天皇の末弟の故三笠宮は陸士48期で騎兵学校、陸大を卒業し終戦時は陸軍少佐だった。
1943年から1年間、南京市の支那派遣軍の総司令部で日本軍の軍紀の乱れも目撃している。
戦後三笠宮は憲法第9条の非武装中立を支持されていた。
東大文学部で古代オリエント学を学び東京女子大などで講師を務め日本オリエント学会会長も務めた。
著書『帝王と墓と民衆 オリエントのあけぼの(付・わが思い出の記)』〈カッパブックス〉の中で終戦後の心境として「不自然きわまる皇室制度」「『格子なき牢獄』から解放された」ので「生活環境が激変した」と述べて文中で30歳になって独りで誰にも気付かれず、町歩きをしたと解放感あらわに書かれている。
天皇制の廃止は故三笠宮のみならず皇族方共通の思いではないかとつい拝察してしまうが余計なお世話であろうか。
雅子皇后のご病気も民間人に戻られれば一気に快復されるだろう。
皇室予算も大幅に節約できる。(文中敬称略)
2022年12月26日 記
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