―以下本日の担当小倉志郎さんの寄稿文引用―

 去る1月19日の東京新聞夕刊に私の一人デモを取材した記事が載り、同じ内容の記事がネット版にも載った。

それを読んだ全国各地の友人からメールで色々な反応が届いた。

こんなことは滅多に無い。

全てが一人デモという宣伝方法に肯定的な感想だった。

しかし、「私もやる」というものは無く、「やりたいと思うが、今はまだできない」というものがほとんどだ。

実は、私は既に6年半余り続けてきたが、これまでは他人に「やれ」と押し付けがましく言うのは控えて来た。

去年の参議院選挙の結果や政府の原発利用復活や軍備増強の方針決定を見て、昨年末からは、多少押しつけがましいと思われても良いと覚悟を決めて、一人デモの良さを宣伝し、他人にも薦め始めていたところ、偶々、電車の中で出会った記者が上記の記事を書いてくれた。

出会いの幸運、及び、記事が数十万の購読者や家庭に届けられたことに感謝している。

それにつけてもふと60年以上も前に北アルプスを10日間縦走した時のことが思い出された。山小屋に泊まらずすべてテントで、宿泊地点に着くと群生這松(はいまつ)の中で枯れ枝を集めて火を焚き、食事をつくるのだ。

今のような便利なキャンプ用品など無く、マッチと持参した新聞紙を使って集めた枝に着火させるまでは一苦労だった。

着火してからは、温かいご飯とみそ汁をつくり、焚火を囲んでの楽しい夕食会だ。

一人デモが国民の間に広まるのも時間の問題だろう。

今は「着火の段階」だと信じている。

2023年2月5日 記

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/