ロシアのウクライナ侵攻が始まって1年間近だ。

戦線は膠着し停戦の気配はまるでない。

ウクライナが反撃能力でロシアに反撃した結果どうなっているか?日本の反面教師だ。

日本が仮に非武装中立を実現済みの国であったなら今こそ対立するNATO、その中心国アメリカとウクライナ・ロシアの間に割って入って停戦・和平の道を切り開くリーダーシップがとれた。

残念ながら日本はアメリカの属国状態であり日本独自の外交等できる筈もない。

岸田自民党は勿論野党の政治家にも能力的、行動力においてできそうな人物もいない。

中立にもスイスのような重武装中立とコスタリカのような非武装中立がある。

スイスは長年中立を貫いてきたが2002年に190番目の国連加盟国となった。

中立とはいかなる国とも軍事同盟を結ばないというものだが国連に加盟すると国連の決議に拘束される。

したがって国連に加盟すると絶対的な中立政策はとれない。

コスタリカは米州機構の加盟国でもある。

北・中・南アメリカ地域版のミニ国連だ。

軍備がないから当然ながら軍事的な行動には一切加わらない前提で加盟しほかの加盟国はそれを承知で加盟承認している。

スイスは国境を仏、独、伊などに陸地で囲まれているがアルプスの要塞に守られている。

やれ核シェルターが完備されているとか皆兵制度のもと国民の国防意識が高いとか評価し、他方で国民の国防意識が薄いと日本を批判する早合点もいるが日本とは地理的に全く異なる。

スイスは国土は北海道の半分、人口はわずか870万人と神奈川県並みだ。

日本が学ぶべきは軍事力を捨て世界のいかなる紛争にも話し合いで解決すべきと大統領自らリーダーシップをとってきた非武装中立国コスタリカだ。

岸田はバイデンに続けとばかり新たにウクライナに巨額の戦争継続資金支援を約束したようだが馬鹿気ている。

益々停戦が遅れウクライナの市民やロシアの若者が死んでいく。

(敬称略)

2023年2月22日 記

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