犯人が孫や子であると嘘をついて老人からお金をだまし取る手口は実に巧妙だから電話を受ける老人は気が動転してしまい騙される。
岸田首相が国会素通りで閣議決定した安保関連3文書で書かれた自衛隊の抜本的強化だが、この改訂の根拠「日本の安全保障環境がこれまでになく厳しい」はオレオレ詐欺に似て真実ではない。
1)ウクライナ戦争
改訂された3文書の一つ国家防衛戦略での原因分析は実に軽薄だ。
「ウクライナのロシアに対する防衛力が十分ではなく、ロシアによる侵略をおもいとどまらせ、抑止できなかった、つまり十分な能力を保有していなかったことにある」と軍事万能、外交力を否定する分析をしている。
ロシアのクライナ侵攻の原因はそれだけではない。
ウクライナがNATO加盟に意欲を示さず非武装中立を実現していたらロシアは攻め込まなかった。
ウクライナはミンスク条約で決めた東部ドンバス地域での停戦協定を破った。
アメリカはウクライナに陰で協力しロシア系住民1万4000人の殺害に関与しているとも言われている。
ゼレンスキーは大統領選でウクライナ東部紛争地域の停戦を公約しておきながら公約を破った。
NATOはソ連崩壊後、新たに東欧など14か国の加盟を承認した。
ロシア近隣の加盟国にはモスクワを狙えるミサイル基地が作られロシアに重大な脅威を与えているとも。
これらが重なってのロシア侵攻だ。
2)台湾有事
中国による台湾の武力統一は99.9%起こらない。
万一起きたとしても100%中国の内政問題だ。
日本は関与さえしなければ日本の有事にはならない。
その意味でも日米安保廃棄通告が急がれる。
3)北朝鮮のミサイル
すべてアメリカに向けられており日本に向かってくるはずもない。
中・ロ・北の3国から直ぐにも日本が攻め込まれるかもしれないとだまして脅かす手口はオレオレ詐欺と同じだ。
我々は決して自民党オレオレ詐欺に騙されてはいけない。
2023年2月26日 記
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