―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文引用―

 私が一人デモを毎日するようになってから6年半になる。

きっかけは、6年半前の参議院選挙の結果、衆・参両院とも改憲派の議席が3分の2を超えたことだった。

それまで、脱原発や護憲を訴える多くの人々が集まる色々なデモや集会に参加してきたが、そういうデモや集会の数はそう多くはなかった。

一方、改憲派陣営は権力と財力を活かして、各家庭に対して新聞やテレビを通じて「改憲した方が良い」と言う刷込み情報を毎日流している。

これでは、情報宣伝力の差が大きすぎる。事実、それは毎回の選挙結果で証明されている。

さて、金も権力も無い自分にできる、主権者=国民に直訴する方法は何かと思いめぐらした結果が一人デモであった。

やってみると予想外に手応えがある。

しかし、無理強いはいけないと、他人に推奨することは控えていたが、昨年の参議院選挙でまた改憲派が圧勝した。

これでは危ないと、その後、一人デモを他の人々にも推奨するように自分の態度を変えた。

その上、全く偶然の出会いから、今年の1月19日の東京新聞夕刊に私の一人デモについて大きな記事が掲載された(記事添付)。

そのせいか、いつも歩く自宅と横浜駅の間で見知らぬ人から挨拶されたり、声をかけられる機会が増えた。

ほとんどが好意的だ。

これまで「一人デモよりもっと効果的な方法があったら教えてほしい」と色々な場面で頼んできたが、まだ教えてくれる人は一人も現れない。

今のところ、庶民が不特定多数の国民に訴える方法としては、やはり、一人デモが一番だ。

2023年3月11日 記

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