―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文引用―

 原発の設計や運転において「ヒューマン・エラー」と言う言葉が良く使われる。

直訳すれば「人間の間違い」だ。

どんな人間でも間違いを犯す可能性があるから、そのような場合でも原発が破滅的事故に至らないような何らかの予防措置をしている。

それでも完全に「人間の間違い」による重大事故を防ぐことができていない。

その例が米国のスリーマイル島原発事故、ソ連(当時)のチェルノブイリ原発事故、そして、日本の3・11フクシマ原発事故である。

 話は変わるが、「3月12日米国テキサス州のアパートで3歳の女児が銃を誤射し、4歳の姉が撃たれて死亡した」というニュースを昨日CNN.co.jpが報じていた。

3歳の女児が殺意など持つ訳がないから、銃を持って遊んでいるうちに発射されてしまったのだろう。

もし、家に銃が無ければこんな悲劇は起こり得なかった。

 今、日本では自公連立政府の下で、防衛力増強を目指し、破壊力・殺傷力の大きな米国製の兵器を爆買いしている。

それらの兵器を扱うのは自衛隊員という紛れもない人間だ。

「ヒューマン・エラー」が絶対に起きないとは言えない。

それによって起きるのは戦争だ。

戦争を絶対に起こさないためには兵器を持たないことが一番確実だ。

2023年3月15日 記

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/