―以下本日担当の元東芝原発技術者小倉志郎さんの寄稿文の引用―
私の一人デモは始めてから6年9カ月になる。
その間、見知らぬ人々から色々な反応がある。
その頻度も増してきた。
昨年2月24日のウクライナ戦争の勃発やそれを契機とする日本政府の軍備倍増計画や沖縄南西諸島の軍事基地建設の進捗のニュースを見た国民の間に「日本も戦争に巻き込まれるかもしれない」という危機感が高まったせいもあるあるだろう。
原発について3・11フクシマ以後利用を減らして行く路線から「最大限利用」と正反対に政策が変わった。
そのおかげで、私が原発の危険性について講演を頼まれる頻度も増した。
その度に、自分が納得するだけでなく、納得したら身近な人々に納得した内容を宣伝して欲しいと必ず頼むことを始めた。
今年の1月19日には全く偶然の出会いから、東京新聞が私の一人デモについて大きな記事を載せてくれた。
何がどう影響したのか知らないが、定番のプラカード「原発を並べて自衛戦争はできない」を吊るして一人で歩いていると、見知らぬ人が笑顔で目礼や「こんにちは」とあいさつを返してくれるようになった。
びっくりするのは「ありがとうございます」とお礼を言う人まで複数現れた。
しかし、何と言っても一番嬉しいのは「私も一人デモを始めることにしました」という反応だ。
昨年の末からまだ片手で数えるほどだが一人デモを行う仲間が増えた。
このまま行けば、日本中で一人デモが何時でもどこでも見られるようになるのは時間の問題だ。
そして、この国民一人ひとりが主権者である仲間に一人デモで「直訴」するようになれば、日本の政治は間違いなく良い方向に変わると私は信じている。
一人デモは実に楽しい。
2023年3月23日 記
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小倉さんの「一人でも」の記事を読んでいると、
かってのインドの偉人、ガンディー氏の「塩の行進」をイメージします。
不服従・非暴力の運動は、いつかは人々の共感と行動に繋がるでしょう。