―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

  「自分との闘い」が必要とわかったとして、ではどの様な方法で闘えば良いか?

この問いへの一つの回答を、去る3月28日に71歳で死去した坂本龍一さんが残している。

それは「声を上げる。上げ続ける。あきらめないで。がっかりしないで。根気よく。社会を変えるには結局、それしかないのだと思います。」だ。

今の日本の政治を牛耳っている自民・公明連立政権を暴力を使って倒せなどと言うのではなく、「声」即ち「言葉」を使って自分の意思を発表するという平和的な方法を根気よく使うしかないと言うのだ。

実に簡潔な言葉だし、その意味する行動も難しいことではない。

私も「それしかない」と思い、大賛成だ。

坂本さんが判り切ったこととして省いたと思う言葉を敢えて補足したい。

それは、「声を上げるのは誰か」また「誰に向かって声を上げるのか」をはっきりさせたいからだ。

そうすると「私たち一人ひとりが、私たちに向かって声を上げ続ける」となる。

私たちが声を上げる相手は、首相や議員や官僚たちではなく、主権者である無数の国民なのだ。

そうとわかれば、「自分との闘い」で、私たち一人ひとりが採用すべき具体的方法は一人ひとりの暮らしの中でそれぞれがやり易いものが見つかるはずだ。

何も一つの方法に限定する必要はない。

ただ、私個人は一人デモを続ける。

2023年4月6日 記

  

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