―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 今の日本では、正規軍を持てるよう憲法第9条を変えようとする改憲派勢力と第9条を厳守して非武装の国にしようとする護憲派勢力とが「情報戦争」の真最中だ。

即ち、両者が自分たちの主張の方が正しいという宣伝合戦をしている。

原発を並べた日本において戦争などできないことは自明だから、明らかに後者の主張が正しいのだ。

しかるに、政府の座には前者が座り、着々と憲法第9条を変えようとする世論づくりが進み、万一国会で改憲発議がなされたら、今の世論の動向では国民投票の段階で改憲を阻止するのは難しい状況だ。

なぜか?それは、NHKおよび民間マスメディアを権力とお金を駆使して支配下に収め、ウソや詭弁を臆面も無く使って自分たちに都合良くでっち上げた宣伝文句を全国の家庭に毎日送り届けているからだ。

護憲派は早く気が付かねばならない。

今の「情報戦争」は、どちらの主張が正しいかなどと内容の優劣を競うものではなく、どちらが自分たちの主張を、多くの国民に届けることができるかという宣伝力を競っていることを。

マスメディアを自由に使えないという不利な条件の下でこの宣伝力の競争に勝つにはどうすれば良いかを工夫しなければならない。

そういう護憲派にとって最も有力な宣伝方法こそ、「一人デモ」だ。

いつでも、どこでも自分の都合だけで出来て、その上「恰好いい」のだ。

心の中で憲法を守りたいと思っている人が皆「一人デモ」を始めれば、この「情報戦争」に必ず勝てるだろう。

2023年5月6日 記

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