―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 昨年末に「新年はどんな年になると思うか?」との問いに、タモリの「新たな戦前になるのではないか」という答えが世間の話題になった。

これは(そうならないようにしようよ!)という願いを込めたタモリ流の警告だと私は理解している。

今の政府と圧倒的多数を与党が占めている国会による日本の政治の流れを見れば、この警告は見事に的を射ている。

このまま政府や国会に任せていたら、日本が戦争に巻き込まれる可能性がどんどん高まって行くだろう。

一度戦争が起きてしまえば、かつての日本でもそうだったし、今のウクライナ及びロシアでもそうだが、戦争遂行する上で自国に不利になる言論や行動は厳しく取り締まられる。

情報統制により、国民は何が起きているか知ることはできなくなり、もし「反戦」「平和」などを訴える声を上げれば「国民の戦意を削ぐ利敵行為だ」として逮捕されるだろう。

政府の扇動に乗ってしまい戦争に協力する国民からは「売国奴」と非難され、場合によっては彼らによるリンチに遭うかもしれない。

そうなれば私たちは声を上げることすらできなくなる。

今が本当の「新たな戦前」にならないようにするためには、言論の自由が確保されている今こそ、気が付いた国民一人ひとりがありとあらゆる方法を使って声を上げなければならない。

2023年5月14日 記

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