海外からの旅行者の買い物について消費税の徴収漏れが大きいと、先日の読売新聞に掲載されていた。

外国人旅行者が街なかの免税店で消費税無しで買い物をした商品を自国に持ち帰らずに日本国内で転売して儲けているという。

自分の経験ではアメリアでもヨーロッパでも消費税(売上税)は商品を買った店で一旦内国人と同じく支払わされる。

外国人旅行者は出国の際に空港で一旦支払った免税額相当の税金を戻してもらう仕組みだ。

日本は国内のどこの免税店でも外国旅行者である証明(パスポートなど)さえ見せればその場で消費税を免除され無税で買える。

ほとんどの政治家は連休ともなれば国費で海外出張、文字通りの外遊をするが海外で買い物すれば誰でも体験することだが政治家は自腹で買い物をすることはないらしい。。

日本の外国人旅行者に対する免税扱いは世界の常識的取り扱いと異なる大盤振る舞いだ。

遅まきながら税務当局も大量に商品を購入する不審な旅行者に脱税分の徴求を試みているらしい。

しかし昨年度366人に22億円徴収決定したが支払ったのは213人でたった7千万円。21億円以上は取り漏れた。

海外からの旅行者は1千万人は超えるだろうから消費税の徴求漏れは相当な金額になろう。

日本の免税方式は空港での税金払い戻し業務の煩瑣な労力を惜しんでの手抜きか。

20年以上前にロンドンのヒースロー空港の税金払い戻し窓口で並んでいたら聞き憶えのある女性のだみ声が聞こえてきた。

顔を見たら大臣辞任後の一般人、田中真紀子元外相夫妻だった。

2023年5月29日 記

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