今日から2回に分けて書く内容は平和を愛する国民すべてに気付いて欲しい自公政府改憲勢力が流す二つのまことしやかなウソについてだ。

今日は抑止力のウソ、について

刑法の殺人罪の規定(死刑、無期懲役など)は殺人を犯そうとする人間に対して殺人を思いとどまらせる筈のものだった。

死刑賛成論者の論拠はこの犯罪抑止効果だ。

被害者遺族の被害者感情を考えれば当然、とか見せしめためにも死刑制度は必要などとも言う。

しかしこの犯罪抑止効果がまったく働いていないと思われる凶悪犯罪が最近多発している。

死刑になりたくて人を殺すものまで出てきているのが実情だ。

先の大戦の日本軍のハワイ真珠湾攻撃はどうだったか?

圧倒的に軍事力・国力においてまさるアメリカを相手に日本は劣勢を承知のうえで戦争を仕掛けた。

ニューヨークのワールドトレードセンター、ワシントンDCの国防総省ペンタゴンなどを同時攻撃した9.11を見よ!

いくら自衛隊を抜本的に強化しても米軍の圧倒的軍事力を見せつけても敵は反撃を恐れ攻撃を思いとどまるとは限らない。

5月31日の北朝鮮による偵察衛星を搭載した新型の運搬ロケットの発射(と失敗、政府・マスコミもミサイル発射と言う)も世界最強の抑止力を持つ軍事大国アメリカを標的にした実験である。

軍事力・核兵器に抑止力としての効果がある、に騙されてはいけない。

自衛隊をいくら強化し防衛費を2倍にしても抑止力としての効果はゼロ、税金と労力の無駄遣いでしかない。

ハッキリ言えば国民にとっては気休めにしか、いや気休めどころか敵から攻撃される心配の種になる。

経済制裁などで追いつめられ身動きの取れなくなった国や、積年の怨みが溜まりたまって勝ち負けを度外視して攻撃を仕掛けてくる敵に対しては核兵器さえ抑止力にはならない。

告知:明日6月3日の東京新聞朝刊に添付の本書の大型広告を掲載します。ご友人などに宣伝をお願いいたします。

2023年6月2日 記

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/