―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 一人デモよりもベターな宣伝方法が見つかったら、そちらに乗り換えようと思っているが、そういう情報はまだ一件も私に届いていない。

相変わらず、胸と背中にメッセージを書いた白い布を吊るして毎日外出時には家を出てから帰宅するまで一人デモを続けている。

あと一ヶ月すれば、始めてから丸7年間になる。

5月中を振り返ると、色々な反応があった。

横浜市営地下鉄の中で、高校生たちに「恰好いい」と言われた。

我が家の近傍の小学校の近くを歩いていたら、下校中の小学生たちから「何て書いてあるの?」と尋ねられることが何度かあった。

小学生は恥ずかしがらずに質問をしてくる。

小学6年生などは6年後には選挙権を持つのだから無視などできない。

私の後ろから追いついた中年の女性は「私も賛成です。

先日は道路の反対側を歩いていて見えたのに声をかけることができなかったのです」と私に声をかけることができたことが嬉しそうであった。

歯科医に行った帰りに市営地下鉄に乗ろうとホームを歩いていたら、後ろから来た白髪の男性から「ちょっと」と声をかけられたので振り向くと、ニコニコしながら、私の背中のメッセージを書いた布がよじれていて、それを直してくれた。

その他、我が家と横浜駅の間2キロをよく歩くが、見知らぬ人が目礼をしてくれることが増えてきた。

私の一人デモへの人々からの反応はこのように好意的なものばかりだ。

それは「〇〇党」「〇〇組合」「○○の会」などという団体の旗印などを掲げず、たった一人の老人だから、威圧感も感じないからだろう。

マスメディアを自由に使えない庶民のみなさんには一人デモを推奨したい。

2023年6月1日 記

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