防衛省・自衛隊は膨大な予算を使って日本
を目掛けて飛んでくるわけでもないミサイル迎撃訓練に明け暮れている。
賢明な国民には考えてもみて欲しい。
1万4千の島に囲まれ世界有数の長い海岸線を持つ日本の領土を軍事力で守れるわけがない。
私が行脚した対馬は韓国から50キロの国境の島で南北100キロあり東京23区と同じ面積を持つ。
ここに戦前11カ所の砲台があって外国からの侵攻に備えていた。
島の海岸線は915キロもある。
入り組んだ海岸線83キロに1カ所の割合で砲台を設けて敵の上陸を阻止できるとでも言うのか?
まして日本全国の海岸線の防衛など不可能なことは一目瞭然だ。
自衛隊が守るのはせいぜい国会議事堂、首相官邸、閣僚の居宅、皇居と米国大使館くらいのものだ。
先の大戦では米軍が本土に上陸するまでもなく全土が空襲で焦土と化した。
とどめは広島と長崎の原爆投下だ。
1軒家を戸締りで守るのは可能だが多くの住民が住む地域(広い狭いにかかわらず)のひとりひとりを、自衛隊で守れるわけがない。
海岸線に並んだ原発は敵にスイッチを握られた核兵器であり自衛隊では守れない。
迎撃用ミサイルを何発用意しても国民一人一人の生命財産を守ることなど不可能だ。
政府・防衛省は防衛能力十分の自衛隊を配備してやるべきことは全てやっていると、さも国民を守っていると我々を信じこませているだけだ。
いざ戦争となって国民の生命財産を守れなかったとしても責任をとることはない。
自衛隊の本来任務は国家の独立と主権(統治機構)、領土を守ることであり国民の生命・財産を守るのは警察だ。
国民ひとりひとりを守る政府・防衛省の防衛力は実質ゼロに等しい。
国民にとって頼りにならないばかりかなまじの反撃能力の行使が戦争と戦禍を大きくし有害だ。
我々は「自衛隊・米軍が国民の生命・財産を守る」の政府の言葉に騙されている。
政府の言う防衛(能)力はあてにできないし、したら身の破滅だ。
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2023年6月4日 記
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これこそ、データに基づく、真の「現実主義的」正論です!