―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 後期高齢者の私にはエスカレーターはちょいちょいお世話になるありがたい設備だ。

しかし、エスカレーションと言う言葉を聞くと何か危険にだんだん近づいて行くという不安感をおぼえる。

昨日のニュースによれば、ウクライナ南部の巨大ダムが爆破されて、広い範囲の人々が避難を強いられている。

破壊されたダムの修復は不可能という声も聞こえる。

これから生まれる人的被害、物的被害の大きさは想像を絶するものになるだろう。

ウクライナ側もロシア側も爆破をしたのは相手側だと主張をしていて、本当の実行者はまだ不明だ。

しかし、はっきりしていることがある。

それは、昨年2月24日に勃発したウクライナ戦争のその後のエスカレーションによる結果だということだ。

ウクライナ側もロシア側も大被害を被っているから、数多の評論家から明快な解説が聞こえて来ない。

過去の戦争においても一度始まったら、その戦争がどこまでエスカレートするかは誰にも予想できなかった。

第一次世界大戦しかり、第二次世界大戦しかりである。

ウクライナ戦争は、片や核兵器大国、片やNATO諸国が後押ししている。

このまま続けていると、エスカレーションの結果、第三次世界大戦になる可能性が十分にある。

特に、一方のリーダーが自暴自棄になり、「後は野となれ山となれ」という気持ちになった時が怖い。

そうならないと誰も保証できないのだ。

20023年6月9日 記

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