9日の参院本会議で改正入管難民法が自公維国民の改憲政党4党の賛成で成立した。反対したのは立民、共産、れいわ、社民の護憲野党だ。

難民を難民と認定せずに本国に強制送還すれば彼(女)らの生命は極めて危うい。

昨日池袋駅東口前に大きな街宣車と乗用車が違法駐車(だろう)して右翼と思われる屈強な男たち数名が通行人を威嚇するかのようにうろついていた。

彼らは大音量で改正入管難民法の成立を阻止しようとした立民、共産党などは売国政党だ、と。

自分の国は自分で守ろうとか神を敬い云々、の幟がはためく。

この法律についてはそもそも難民審査のやり方に重大な欠陥がある。

難民申請者の申請内容を入管が身内のみで審査し第3者の判断を仰がない。

警察が犯罪者の犯罪の有無を裁判に寄らず身内の警官の判断で勝手に認定して身柄を拘束するようなものだ。

傍聴席で思わず声を挙げた東京新聞望月記者に自民党などが記者証の剥奪を命じようとしているが断じて許せない。

コスタリカでは国会の傍聴人は窓越しだがプラカードを掲げたりして自由に議場の議員に向かって反対意見の表明ができる。

憲法が保証している人権を無視、いい加減な難民審査を放置する法案をぬけぬけと提出する齋藤法相こそ不信任となって当然だがそうならない。

傍聴人のマナーがどうのと言うが故安倍晋三元首相や丸川珠代議員の国会議場での品のないヤジ連発の方がよほどマナー違反だ。

自公政権はこれまで問題法案を審議不十分なまま採決を強行する滅茶苦茶な議事運営を繰り返している。

それを正そうと必死に抵抗するれいわの櫛渕万里議員の行動などを懲罰にかける資格など自民・公明党議員にない。

改正入管難民法の賛否は(人権と平和を守る)憲法を守ろうとする政党と無視する政党の間で賛否がハッキリ別れた。

こんな人権と平和無視の改憲政党をのさばらせているのは誰あろう我々有権者である事を忘れてはならない。

2023年6月12日 記

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