―以下本日担当小倉志郎さんの寄稿文の引用―
武力保持を肯定する改憲派の殺し文句は「非武装のままで攻められたらどうする?」だ。
護憲派の人々の多くはこの問いかけに明快な反論ができていない。
今のところよく使われている反論は、「攻められる前に外交努力をして攻められないようにすべきだ」とか「日本の隣国に日本を攻める国などない」だ。
これらは正直なところ「改憲派の問い自体が非現実的だから答えるに値しない」と回答を拒否しているのに等しい。
残念ながら対話が成立していない。
日本の隣国には日本政府が仮想敵国とする中国・北朝鮮・ロシアがある。
それらの国々のトップが日本に対してどのような考えを持っているかなど、正確に知る由もない。
ここはやはり、改憲派からの問いへ正面から答えるべきだ。
非武装の日本が攻められた場合、「一発も撃たせずに占領させれば良い」と答えれば良い。
日本は戦時中「鬼畜米英」と憎んでいた米国に1945年以来78年間も占領されたままだ。
即ち外国軍が日本の国境の内側に我が物顔で居座っている。
しかも、公務中の米国軍人は日本の法律に従わなくても良い。
こんな屈辱的な状態を私たちは我慢できているのだ。
私たちの命と生活環境が守られるなら、占領されることなど恐れることはない。
攻められたら、武力で抵抗しないのが被害を最小限に抑える最善の方法だ。
昨年2月に勃発したウクライナ戦争が今も続いていて、いつ終わるかわからない状態だ。
武力で抵抗すればウクライナのようになる。
2023年6月25日 記
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「戦争は絶対にしない」が最優先の私は、小倉さんの「占領されれば良い」という改憲派への反論に賛成です。それに加えて私は、ガンジー、キング牧師、マンデラの思想を付け加え、根拠にします。彼らは「非暴力・不服従」で勝利した。そのたにめには勿論、普段から「非暴力・不服従」の思想的訓練をしておく必要があります。軍備増強の方がずっと安易。でも「戦争をしない」ためには、「厳しい道を避けるべきでない」と反論するのです。