今日は都心を行脚し沖縄の有力2紙沖縄タイムスと琉球新報の東京支社で取材を受ける。

そして「新版自衛隊も米軍も日本にはいらない」の大型広告を取材記事とともに掲載してもらう。

22日(土)琉球新報、29日(土)沖縄タイムス

3年前、旧版出版の際、この2紙に取材記事と広告を掲載したが本の売り上げは増えなかった。

その時私はなぜ本書が沖縄で売れないのか理解に苦しんだ。

そして得た私なりの結論は、本土の人間が沖縄県民なら皆無くしたいと思っている米軍基地(70%の米軍基地を負担)を我々に説く暇があるなら本土の人間にこの本を読ませて政府に働きかけるのが先だろう、と考え買わなかったのだと。

当時沖縄県民の最大関心事は米軍基地であり自衛隊基地は二の次であった。

しかし実は米軍基地は何も沖縄に限った問題ではない。

本土の米軍基地面積は沖縄と変わらない。政府の発表する米軍基地面積自体が沖縄と本土を分断するための計算のトリックなのだ。

本土の米軍基地は三沢、横田、岩国、佐世保ばかりではない。

自衛隊の全基地は実質米軍基地を兼ねている。

米軍の司令部は横田にある。

本書の旧版発行から3年たった現在、沖縄諸島の自衛隊基地は急拡大している。

本土の米軍基地の問題はPFASによる飲料水の汚染だけではない。

東京上空を米軍が支配している横田空域問題など本土の人間にも弊害が認識され始めている。

米軍基地問題が沖縄だけの問題ではないのと同様、自衛隊基地の問題も沖縄にとって他人事ではなくなった。

沖縄でも自衛隊基地はいらない!と声あげはじめているし本土でも米軍基地はいらない、と声があがり始めている。

今は本土も沖縄も政府による沖縄と本土の分断政策を乗り越え、ともに「米軍も自衛隊も日本にはいらない」と声をあげるべき時なのだ。

このことを2紙の新聞広告に織り込み今度こそ沖縄で本書の販売が増えることを期待したい。

2023年7月10日 記

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