NATO北大西洋条約はアメリカを盟主とするヨーロッパ軍事同盟条約だ。

ソ連崩壊時に役割を終えて解消すべきだった、共産圏に対抗する西側の軍事同盟条約だ。

加盟国のいずれかが他国から武力攻撃を受けたらNATOには加盟国防衛のため攻撃国に対して軍事行動をおこす義務が生じる。

各国が軍隊を持ち他国と軍事同盟を結ぶ関係がある限り、発端は小さな紛争だったものが同盟関係を通じ拡大して最後は世界戦争に発展する。

第一次世界大戦はそのよい例だ。

世界有数の軍隊、自衛隊を持つ日本は日米安保条約(アメリカとの軍事同盟条約)のもとで2015年、故安倍晋三内閣が集団的自衛権行使を容認する決定をした。

ウクライナがNATOに加盟したらアメリカを先頭としてNATO加盟国は条約の義務として被侵略国ウクライナ防衛のためロシアに戦争を挑まねばならない。

日米安保条約を結んでいる日本はアメリカの要請があれば自衛隊を出動させてウクライナを防衛する米軍を守らねばならない。

長い話を簡潔に言えば次の通りになる。

ウクライナがNATOに加盟すれば日本はアメリカの戦争にまき込まれ戦争に加わることになる。

NATOの加盟国でもない日本の首相がNATOの会議に出掛けてウクライナのNATO加盟を側面的であれ支援するようなことでもしたら取り返しがつかない。

こんな人物を首相としていただく日本の平和はいよいよ終わりを迎える。

202023年7月12日 記

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