―以下本日担当小倉志郎さんの寄稿文の引用―
「戦争が廊下の奥に立ってゐた」という俳句がある。
1939年に渡辺白泉(1913~1969)がつくった俳句だ。
そして、白泉は1940年に治安維持法違反で投獄される。
80年余り前のこと。
しかし、私にはごく最近つくられた俳句のような印象すら受ける。
それは、今の政治状況を観れば、日本政府が戦争に向かって暴走しているように見えるからだ。
日本では政府、国会、裁判所、マスメディア、財界の5者が暗黙裡に連携しながら米国との軍事同盟関係を強め、軍事予算を倍増させて軍事大国化を推し進めている。
しかも、戦争に巻き込まれる可能性を高める政策に対して主権者である国民が反対する声は実に弱々しい。
世論調査で軍備増強への賛成が半数を超えているのだから恐ろしい。
マスメディアが政府に忖度したニュースを流しているから、こうなるのもやむを得ないが、世論を逆転させるための方法はないだろうか?
実はある。
上記の5者に対する私たち庶民の強みは,
圧倒的に人数が多いことだ。
宣伝に便利なマスメディアを自由に使うことはできない代わりに、「人海戦術」という手がある。
一人当たりの宣伝力は小さいが、宣伝する個人の数が増えれば十分に対抗できるのだ。
大勢集まって宣伝しても良いし、一人ひとり分散して宣伝しても良い。
具体的方法はT・P・Oに合わせて変化させれば良いのだ。
100点満点でなく50点でも良いからとにかく宣伝のために身体を使うことだ。
2023年7月13日 記
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