日曜日の午前、御殿場駅で「米軍基地を日本沖縄からなくす草の根運動」の仲間と合流して午前中、東富士演習場の米軍実弾射撃演習、午後からは北富士演習場内を行脚した。

富士山は2013年6月、世界文化遺産に登録された。

自然遺産の登録ができなかった理由は米軍と自衛隊の実弾射撃訓練場の存在だ。

沖縄に米軍基地の70%以上が集中していると言う政府の発表は本土と沖縄を分断するための嘘である。

東富士演習場は8800ヘクタール、東京の環状線山手線がすっぽり入る広さだ。

隣接の北富士演習場は4600ヘクタールもある。

米軍基地と米軍・自衛隊共同使用基地の面積を分母にすれば全国上位3県、北海道(34,081.7ヘクタール)沖縄(25011.5ヘクタール)静岡県(8915.9ヘクタール)、だけ計算しても沖縄の基地面積は3県合計の3分の1だ。

米軍基地の被害は沖縄だけの問題ではなく本土も含め日本全体の問題なのだ。

富士演習場内を実地に見て分かったことは

1)米軍は日本を守るために駐留しているのではない

2)自衛隊は米軍の指揮下で海外で米軍の為に戦争をする訓練をしている補助部隊

と言うことだ。

危険で非人道的な白リン弾や劣化ウラン弾の模擬爆弾を使った発射訓練の施設も見てきたが演習が明らかに日本を守るためではないことがわかる。

市街戦の実戦訓練場が日本で唯一ここにある。

実弾の代わりにレーザー光線を使って隊員が模擬戦場で殺したり殺されたりするのを被弾部位まで特定して管理棟で管理している。

実戦さながらの訓練を受けるため全国から自衛隊員8万人が毎年ここに来て訓練すると言う。

霊峰富士の麓でこんなことが起こっている事実を全国民に是非知って欲しい。

日本のシンボル富士の霊峰に砲弾をぶち込む米軍と自衛隊の暴挙を許している日本政府。

日本が平和憲法を持つ独立国とはとても言えない。

2023年7月18日 記

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