13日の霧島市民会館の講演会(第一部は主催の横山富美子先生の作詞作曲による「地球星」のライブコンサート)は無事終わった。

14日は海上自衛隊鹿屋基地を視察し午後から東市来の薩摩焼15代沈寿官さんの窯元を訪ねた。

鹿屋はかつて海軍特攻隊の多数の若者が沖縄の米艦隊に突撃して命を落とした出発基地である。

沈寿官さんは豊臣秀吉の朝鮮出兵時に日本に連れてこられた朝鮮の陶工の末裔だ。

司馬遼太郎の小説「故郷忘じがたく候」文春文庫に詳しい。

15日の敗戦記念日には昨年1月に続き知覧の特攻平和会館を訪ね知覧特攻平和観音堂にお参りをした。

そして若い命を落とした多くの少年を含む陸軍特攻隊員の霊を慰めてきた。

会館内の講話室、視聴覚室では語り部が映像を交えて特攻隊の出撃前後の話をしてくれたが涙無しには聞いていられない。

私は受付で当日朝の毎日新聞の新版「自衛隊も米軍も日本にはいらない」の大型広告を見せて3年前出版した本書と出版したばかりの新版を紹介し2冊献本した。

実際は難しいかもしれないが、館内に置いて来館者に手に取って欲しいと伝えた。

各地の特攻基地から20歳前後の若い特攻隊員1036名が出撃し沖縄周辺洋上で戦死している。

戦争を知らない衆参両院の国会議員の倍近い数だ。

敵基地攻撃まで見据えて自衛隊を抜本的強化して抑止力を高め9条を亡き物にしようとしている岸田首相はじめ自公維国民など改憲派国会議員全員を靖国神社ではなく知覧に行かせたい。

自分たちは徴兵されないと戦争を「他人ごと視」している平和ボケ改憲派議員に特攻出撃を目前にして家族・恋人を思う若き彼らの切なる気持ちと心の葛藤を追体験させたい。

2023年8月17日 記

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