―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

主権者である国民との対話が成り立たない政府に政治を任せて来たことが今の日本の政治状況を産んだ原因だ。

今の政府は原発復活政策、軍備倍増政策、増税、福祉予算カット、など国民の生活向上にならないことばかりしている。

それどころか、自衛隊はがっちりと米軍の指揮下に組み込まれ、きっかけさえあれば、すぐにでも日本が戦争に巻き込まれる条件がそろってしまった。

こんな政府はもう取り換えるしかない。

そのためには、もうそろそろ護憲運動も脱原発運動も今までの運動のし方の延長線ではなく、「新手(あらて)」を採用することが必須だ。

今までは、「3日デモ」「19日デモ」「金曜日デモ」などと首相官邸前、国会周辺、議員会館前、原子力規制委員会の前、電力会社前などに有志が集まって、演説やシュプレッヒコールで気勢を上げ、集まった人数が多かったから「成功」と自己評価してきた。

しかし、何十年も続けても国会での与党の勢力は強まるばかり。

もうこんな闘い方は止めよう。

官邸前や国会周辺に集まらずに、これまでの参加者が地元で次の選挙に向けて、与党候補者の落選運動に力を集中しよう。

官邸前や国会周辺からデモが消えて政府・与党側はほっとするかもしれないが、ところがどっこい、デモに使っていた国民のエネルギーが目立たない地元で威力を発揮するのだ。

例えば、国会周辺の一か所に数千人集まるデモより数千カ所の地元で小規模デモをした方が選挙への影響が大になることは明らかだ。

この様な新手をぜひ使おう。

2023年8月30日 記

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