―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

  軍備増強改憲派と非武装護憲派の情報戦は、現在、圧倒的に前者が優勢だ。

それは衆参両院で改憲派議員が3分の2以上を占め、軍備増強に都合の良い法律を好き勝手に成立させており、さらに政府は権力・財力を振るって、新聞やテレビなど大手マスメディアに圧力をかけて、自分たちに都合の良い内容のニュースを各家庭にシャワーのように浴びせているからだ。

家族が居間に集うゴールデンアワーにテレビニュースを流せば、数千万人の国民は自分で見ようと思うか否かにかかわらず、政府の宣伝情報を目にせざるを得ない。

これに対して、後者の宣伝は、一般国民ではなく同志仲間を集めてのデモを「間欠的に」行うのが主な方法だ。

これでは、第二次世界大戦末期に米軍のB29による空襲に対して、竹槍で立ち向かおうとした日本政府の姿勢と似たようなもので、勝てるわけがない。

しかし、劣勢な護憲派が形勢を挽回をできる新手(あらて)がある。

それは、「人海戦術」と切れ目のない「連続的」デモである。

戦争は絶対に嫌だという国民は圧倒的に多いはずだから「人海戦術」の下地は確実にある。

一人ひとりが個人としてデモをすれば、他の人との時間・場所の調整不要だから、毎日何時間でも都合の良い場所で「連続的」にデモが可能だ。

即ち、一人デモを「連続的」にかつ「人海戦術」で行うことができれば、これまでの宣伝力の何百倍もの力を発揮できる。

これが一番やり易い新手である。

20023年9月1日 記

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